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2013.04.07:デビスカップ韓国戦三日目


デビスカップ2日目。予想通り、というところでしょうか(笑)。内山選手、緊張で身体が硬くなり、思うようにプレーできず、守屋選手はよかったのに、大切なダブルスで敗退。

そして迎えたデビスカップ3日目。第4試合、添田豪vs林勇圭(445位)。

林勇圭選手は、前日のダブルスの勝利で気がのっており、スーパーショットを連発。鄭石英選手を替えた監督の采配がズバリと的中、という感じでした。

試合中、添田選手は、足をひきずりながら、何度もいたそうに、顔をゆがめていました。おそらく、個人の試合なら、棄権していたようなケガだったのでしょう。しかし、団体戦である、デビスカップにそんな選択はできない──というあたりがさすがチームリーダーの責任感。最後まで一生懸命戦いましたが、あえなく敗退。

二勝二敗で迎えた第5試合。

伊藤竜馬vsチョ・ミンヒョク(韓国)。伊藤竜馬選手、ストレートで勝利。

この試合をみなさんは「伊藤竜馬選手やばいぞ」と思われたのではないでしょうか。初日、あれだけ、添田選手を苦しめた相手。それに、伊藤竜馬選手は、添田選手のように、ラリーを続けるタイプでもないし、守備力の固い、チョ選手にてこずるのではないか──解説の松岡修造も、そのように予想していました。

しかし、そのような予想に反してまったく危なげのない勝利。これはなぜでしょうか。理由を考えてみたいと思います。

チョ選手はランキング742位の選手。742位ですよ。これはどういうことでしょうか。

添田選手が初日にやったときは...データがない、試合のビデオがない、という相手だったのです。

私達アマチュアだって、そうでしょう。内輪でやっているときは、相手の力量、得意なショット、苦手な部分がわかっているから、自分の力も出しやすい、緊張もない。

でも、対外試合にでかけて、何の面識もない、相手とやるときって、緊張のあまり、格下に負けることだってあります。プロもこれと同じです。まったくデータのない選手って、どうやって戦ったらいいか、が分からないんです。

余談ですが、ランキング500位の選手と50位内の選手では、サーブやストロークの球速は、変わらないといわれています。ランキング50位台の選手は、200キロのサーブを打ちますが、500位だからといって、サーブは100キロになるわけではないのです。プロだからやはり200キロ近くは出します。つまり身体的、技術的には同じ相手。

話を戻します。

添田選手が初日にチョ・ミンヒョク選手と競り合った。それも5セット分。たっぷりのデータ、映像が撮れたんですね。

そして伊藤竜馬選手には、中1日があります。その一日の間に、日本のコーチ陣が、チョ選手の配球のクセや、戦術を「完璧に」分析しつくしてしまったわけです。その時間は充分にありました。

あとは、コーチ陣が分析した戦術を伊藤選手が最後の試合で実践するだけ...つまり、試合前に、80%ほどは、伊藤選手の勝ちは決定していたわけです。※実践するだけといっても、その通り、実践のは大変だったと思います。さすが伊藤選手です。

戦わずして勝つ──日本チームはそれをやりとげたわけです。

添田選手が初日に5セット戦ったのは決して無駄ではなかった。必要にして十分なデータがとれたからこそ、伊藤選手にそれを引き継ぐことができたんです。

それとよかったのは、最終日の内山選手。 (^^;)「ダブルス負けてすいませんでした。でもボクは今日だれよりも声を出して、日本チームを応援します!」と宣言。

その言葉通り、添田選手、伊藤選手が、ウイニングショットをはなつたびに、彼は大声で「ナイスショット」と叫んでいました。テレビ画面にもそれが映っていました。そのおかげかどうか?!少し観戦マナーに問題ありの「韓国の応援団」も最終試合は、だまったまま...

デ杯はやっぱり、総力戦!

めでたくワールドグループ復帰戦です。きっと錦織選手が帰ってきてくれるでしょう!!!


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