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2013.01.16:土居美咲選手、2回戦で散る...

国内ではほぼ敵なしの土居選手が第二シードのシャラポアにどこまで通用するか。それが今日の見所でした。結果は0-6、0-6という、本人も信じられないほどの完敗。

土居選手が気付いたこと。それは「すべてのショットにおいて自分の100%のものを出し切らないと世界のトップ選手には通用しない」ということだと思います。


現に、第1セットで1ゲームもとれなかった土居選手が「これではいけない」という危機感を抱き、つなぐテニスを止めて、強打をはじめたのが第2ゲームの途中。結果的には完敗ですが、「本気を出したラリー」では、シャラポアを圧倒できる場面が何度かありました。

そんな彼女をみて、解説の杉山愛が「これで土居選手も自分が変わらなければいけない課題がみつかってよかったのでは」とエールを送っていたのが印象的でした。

ところで。

シャラポアがグランドスラムではじめて優勝した大会、それは2004年のウインブルドンでした。その準々決勝の相手が、杉山愛選手でした。

フルセットまでもつれた試合は、いまだに脳裏に鮮明にやきついています。素人がみても、杉山愛が全力を出し切った、最高の試合でした。

このゲームをあのジョン=マッケンローは「この試合を面白くないという人は、スポーツを見る資格がない」とまで言っています。http://www.jta-tennis.or.jp/reports/i040712.html

若い選手は、ベテランの強い選手に当たることによって、これまでの自分の殻をやぶり「覚醒」していく瞬間というものがあります。その覚醒させた「張本人」が、杉山ではないか、思っています。

杉山の人間業とは思えない反射神経、どんなボールにもくらいついていく迫力、面だけでコントロールする技術。それらをウインブルドン準々決勝という最高の舞台で間のあたりにして、シャラポアは自分のテニスを試合中に開花させていったのでしょう。あくまで仮定ですが、あのとき杉山と当たっていなければ、シャラポアの優勝はなかったです。それぐらい杉山愛という選手はすごかった。

試合の当時、31歳の杉山は間違いなく「全力」でプレーしていました。だからこそ、優勝したシャラポアをあそこまで追い詰めることができた。反対に、今日の土居美咲選手は、いつものペース、自分の全力の70〜80%の力でプレーしていたと思います。

この差は何か。
それは土居選手が「全力」を出す「方法」を「知らない」ことだと思います。

土居選手。あなたは確実に杉山以上の力をもっています。
だけど、自分の全力はどこにあるのか、自分は常にどんな球を打たなければいけないのか、という「頭の中での理解」が残念ながら杉山選手よりも劣っています。考え方を変えればテニスは変わると思います。

世界で活躍すべき日本人選手は全員、杉山愛に学ぶべし! です。
彼女のスピリットを継いでくれる日本人選手が現れてほしい。

がんばれ、土居選手。

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(2012年、大阪靭のHPオープンにて戦う土居選手)


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